こんばんは、たなばたです。
このごろ柳美里(ゆう みり)の「水辺のゆりかご」を読んでいます。 柳美里はご存じのかた結構おられるのではないでしょうか? 20年ほど前に話題になっていたと思います。
高校生だったころ、学級文庫に置く本の選出者に選ばれたことがありました。 そのとき仲良くしていた女の子が読書家だったからです。 寮生だったから、2人で久し振りの街の書店、に入りました。 その時はクリスマスシーズンで、イルミネーションが綺麗でした。
私は「水辺のゆりかご」を選びました。 他は覚えていません。 読書家の女の子は、カゴにどっさり本を入れていました。 けれど高校時代、選んだその本を読むことはありませんでした。
今さら読んでどうなるのか。 とうに流行りの過ぎた本というだけではないのか。 はじめは世界観に馴染めませんでしたが、主人公である作者が成長するに従い、あまり悩まず読めるようになってきました。 でも高校生のときに読んでいたら? 結局あのときは江國香織(えくに かおり)や山田詠美(やまだ えいみ)の作品を読んでいました。 彼女らの作品から、幻のような現実やフィクションを見させて貰えました。
ただ、前も書いたかもしれませんが、大事に本棚にとってあるのは嵐山光三郎(あらしやま こうざぶろう)著「文人悪食(ぶんじんあくじき)」。 昔の文豪たちの美食に偏食にと盛りだくさんです。 久し振りに開いてみようか。 でも開いたとき、かび臭かったらヤだなあ。。
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Date: 2023/02/10(金)
No.699
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