強権と行き詰まり安倍改憲 ・・・萩生田氏の議長交代発言・・・広がる批判・・・ ―撤回も謝罪もせずー 自民党の萩生田光一幹事長代行が、衆参の憲法審査会で改憲案策定の論議を促進する狙いから衆院議長の交代論に言及〔7月26日ネット番組〕したー。 ・・・有力な方を議長において憲法改正シフトを国会が行っていくのが極めて大事・・・ これに対して、野党側からは厳しい批判、与党内からも異論が出るなど、参院選後の安倍改憲路線が早くも行き詰まりを見せています。 共産党の小池局長は29日の記者会見で「自民党の改憲策動というものは、自分達が立てた議長が邪魔になるくらい行き詰まっているということだ。いよいよ改憲が行き詰まっている」と指摘。「そもそも首相側近が議長人事に口を出すこと自体が、議会制民主主義の根本、三権分立の根本的な理念を踏みにじるものだとし、「言語道断」と批判しました。 この強権発言に、二階幹事長から「立場を考えて慎重に」と注意したと30日の記者会見で明らかにした。撤回も謝罪もしていない。 石場茂る元幹事長は、30日の講演で「一党の幹事長代行が議長人事に口を出すとは恐ろしいことだ」と非難。立憲民主党の福山哲夫幹事長も「非常に不届きで立場をわきまえない発言だ」と反発した。 首相に近いものの発言だけに、真意をいぶかる声も絶えない。福山氏は「安倍政権が憲法について乱暴な国会運営をする意思表示だ」疑念を示した。自民党内からは、「官邸と筋書きを描いているのではないか」との憶測も出始め、政府高官は「大島氏に感謝してる」と火消走った。 安倍首相の上からの改憲押し付け強硬姿勢と、焦りをあらわにしたもので、放置できないものです。