*--ありんこDiary--*

ICT機器活用サークル「ありんこ」のメンバーブログです。
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conkoの「バスターミナル あっちこっち」Vol.2イヌネコの里ゆき  2020/05/02(土)
conkoの「バスターミナル あっちこっち」Vol.1夢追坂ゆき  2020/05/01(金)
conkoの“これが私のハッシュタグ”Vol.30菊に命を吹き込んで  2020/04/30(木)



conkoの「バスターミナル あっちこっち」Vol.2イヌネコの里ゆき
今日も相変わらず、大変な暮らしを送っている人たちが沢山いる。だが、あえてプラス面も意識してみた。天気が良くて空気も心地よい。洗濯物もよく乾く。布団も干せる。
車も思い切り洗浄できる。道路がすいているので渋滞のイライラがない。そして排気ガスも少ない。皆さんマスクをちゃんとしているし、手洗いやうがいも今まで以上に実行しているので、インフルエンザにかかったり、風邪にかかったりも少ないと思う。
家族がそろうなんて滅多にないので、照れくさいような、うれしいようなで、何か工夫して作ろうと考える。
今までにない事に気づくチャンスがある。
子供たちは、ママやパパの手料理のランチを食べる事ができる。家族が喜ぶとママたちもうれしいはずだ。

なんと、沢山書き上げる事ができたじゃないか!!これらの裏側には普段と違う仕事が増えて大変だったり、経済的にも問題となるママやパパも多いのは事実だろうが、こんなにも沢山のほんわかした心が味わえるじゃないか!
でもやはり、これは苦しい抽出なのだろうか。

そんな中、また一つお話を書いてみました。
お読みいただけたらうれしいです。

ーーーーー


「イヌメコの里」


雨上がりのある日の事です。地面も周りの木々も、まだしっとりと湿った感じが残っていました。
一人の婦人がスーパーのレジ袋をぶら下げて歩いています。買い物帰りのようです。

婦人は何やら後ろに気配を感じ、さっと顔を背後に向けました。
そこには一匹の白い犬が花をひくひくさせてついて来ます。
「おやまあ、アンタどこの犬だい?」
婦人が声をかけると、その犬はさらに近づいて、相手の顔を大きな目で見上げています。
婦人は気づかないふりをしてまた歩き始めました。
結局犬は家までついて来てしまいました。
婦人はまた犬の方を見て、「早く自分の家に帰りなさい。いいね?」と言い、玄関の中に入りました。
でもどうも気になって仕方がないので、買い物の品を片付けた後、玄関を開けて外を見てみました。
すると先ほどの犬がまだそこにいるのです。うろうろと所在なげに動いていました。
「ホントにもう!どこの子なの?アンタは。」と婦人は犬の首を触ってみました。とても痩せていました。白い毛も薄汚れて灰色になっています。
仕方がないので、婦人は昔犬を飼っていた時に使ったリードを探し出し、この薄汚れた犬に付けて、玄関横のポールにつないでおきました。

夕方になり、婦人の夫が帰宅した時、すべてを話しました。
夫は「明日、保健所に連れて行こう。うちでは犬はもう飼わない事に決めたんだから。」ときっぱりと言ったのでした。
婦人はほんの少しの期待はありました。また犬が飼えるかも知れないと。
「保健所に連れて行くとすぐに殺されてしまうんじゃないの?」と婦人は不安そうに聞きました。
夫は「大丈夫だろう。まずイヌネコセンターみたいな保護施設へ連れて行くんじゃないかな?そこで里親を待つんじゃないか?」と言いました。
とりあえず、夫婦は翌日保健所へ犬を連れて行きました。

そして数日後、婦人は気になって仕方がないので、保健所に電話で確かめてみました。
「あのう、先日そちらへ白い犬を連れて行った者ですが。」と内容を説明しました。
しばらく婦人は電話口のスタッフとしゃべっていましたが、受話器をおろすなり、大泣きし始めたのでした。
その様子に驚いた夫は「どうした?」と聞きましたが、婦人は泣いて言葉になりません。
そしてやっと、とぎれとぎれに「私たちが連れて行ったのが土曜日だったので、センターへ連れて行く事ができなかったので処分したんだって。」と言いました。
現実が自分たちの描いた内容と大きく違ってしまい、あの白い犬の命を絶たせてしまったと、婦人は嘆いていたのでした。
「私のせいだわ。私がこの家に連れて来てしまったばかりに、あの子の命を終わらせてしまったんだ。」と言いながら、婦人はまた泣きました。
夫は何も言わずに婦人を見つめていました。
「ごめんなさい。また死なせてしまったわね。」と、婦人はおえつの中で声を絞って言いました。

いくら大事に世話をしても、生き物は必ずいつか命を終えるのです。
長いとか短いとかが大事なのではなく、どう接してきたか、またどう関わってきたかが大切なのだと思いませんか?
Date: 2020/05/02(土) No.1672

No.1674 Coo 2020/05/03/13:05:59
conko先生 文才に敬服❗ お邪魔します。
暫くは教室が閉鎖中ですが、ありがとうの気持ちを込めて日頃できなかった事に挑戦して行くキッカケになると良いですね。Web上での小雑誌の開設も考えてみれば・・

14年間癒してくれた我が家のアイドル、奥方サマのひざににじり寄って犬生を ・・犬もアイコンタクトで訴えてくるので愛おしくなり別れは何とも言えないものです。

No.1675 たなばた 2020/05/03/20:23:40
白いワンちゃんは幸せになるものと思って読んでおりました…

今の状況下の暮らしのプラス面、私も考えてみます

No.1679 conko 2020/05/04/16:21:50
クーさん、たなばたさん、コメントをお寄せいただき、ありがとうございました。
このページに載せなくちゃいけないのに、違うところに返事を書いてしまったみたいです。ごめんなさい。
これからもconkoのブログを宜しくお願い致します。
またのコメントをお待ちしております♪

No.1683 尾崎 2020/05/04/21:34:09
Web上での小説開設いいですね
クラウドフアンティングとセットで考えると自費出版の
費用集めれるかも



conkoの「バスターミナル あっちこっち」Vol.1夢追坂ゆき

5月になりました。風も適度にそよぎ、花の香りに誘われて、誰もが素敵な所へ行きたくなります。一年の中で一番過ごしやすい季節ですものね。
それなのに、相変わらず“過ごしにくい”日々を私たちは送っています。
新型コロナウイルスに感染してしまい、入院している人、仕事に行けずに収入が激減した人、家での自粛を守り、窮屈な思いをしている人、人、人、人…。
心の底から笑っている人はいません。
だから、今日もまた、こんなお話を書いてみました。
お読みいただけたらうれしいです。

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「夢追い坂」


どこにでもある風景の中です。車がびゅんびゅん走っています。その道路の脇に地下鉄の駅につながる階段が見えています。
そこから一人のおばあさんが上がってきました。「よいしょっと。」と声を出して最後の一団を上がり終え、はあーっと息を大きくつきました。
手にはお年寄りがよく使っている杖を持っています。もう片方にはトートバッグを下げています。

「今日はやけにお日さまがきついねえ。」
おばあさんはボソリト独り言を言いながら空を見上げていました。
いったいどこへ行くのでしょうか。おばあさんは歩き始めました。
大通りの脇から小道に入ると沢山の家が並んでいます。大きな、立派な邸宅ばかりのようです。その小道はなだらかな坂道となっているようです。
それが長く続き、次第に坂が急に上がっています。
おばあさんは先ほどの階段と同じようにふうふう息を吐きながら、一歩一歩、杖を突きながら歩いて行きました。
坂道を上がり切った所は、ずーっと下の方に街並みが姿を見せています。

「ふーっ!」とおばあさんは深く息を吐き、その景色を眺めていました。いつもと変わらない、おばあさんの住み慣れた町です。
すると突然、おばあさんは気が遠くなるような、頭の中が白くなっていくような感覚に襲われました。

「あれれ、どうしたんだろう。」おばあさんはさっと目をつぶりました
また目を開けて街並みを見下ろそうとしましたが、そこには全く違う風景が見えていました。目の前には大きな川となり、水は濁り、流れは狂ったような濁流となり、川に沿って並んでいる家並みを土砂と共に飲み込んでいくところでした。
おばあさんは今、自分の目の前で起きている事が理解できませんでした。

もう何十年も前の事でした。おばあさんがまだ若い母親だった頃、住んでいた地域に豪雨が続き、ついに川が氾濫してしまい、海抜の低い家並みがかなりの件数、犠牲となりました。その時若い母親だったおばあさんは、今と同じように、高台からその光景を見つめていました。
どうする事もできないまま、自分の家が押し流されていったのです。家には自分の子供たちが留守番をしていました。
むごい光景を茫然と眺めていたわけではなく、とっさに走り出たはずだったのに、自分は長時間、両足が地面から離れなかったような気がしてなりませんでした。

すると突然、今度はけたたましい車のクラクションの音が背後から聞こえました。
おばあさんは驚いて後ろを振り向くと、今にも車がぶつかりそうな勢いで坂道を上がって来るところでした。
「ちょっと、危ないじゃないか!」と運転していた男性が怒ったように叫んでいました。
おばあさんは慌てて道の端に体を滑らせましたが、心臓がバクバク鳴って、今にも止まってしまいそうでした。
車をやり過ごしながら、自分も顔を前に戻したら、景色はいつもの街並みに戻っていました。
「いったいどうしたんだろう。なんであんな風景が見えたのかしら。」とおばあさんは今起きた現象がまるで夢のような気がしてなりませんでした。

「夢なんかじゃない。本当に起きた事なんだ。子供たちはあれから二日経って、やっと、見つかったんだものね。お父さんも先に逝ってしまうし。私だけがこんなおばあさんになってしまったよ。」
おばあさんは誰に向かうでもなく、独り言を言い、悲しそうなため息をつきました。
あれ以来、子供たちは年が止まっています。
Date: 2020/05/01(金) No.1669

No.1671 たなばた 2020/05/02/16:24:25
conkoさんの描く景色はいつも予想外のことが起き、びっくりしながら読んでいます。
conkoさんのご友人のきょこさん、はじめまして。
目にとめて下さって、気恥ずかしいですがありがとうございます。

No.1673 conko 2020/05/02/21:17:35
たなばたさん、今晩は。いつもコメントをありがとうです♪
conkoのブログは事実を基盤にしてあとはフィクションとなっています。
このところずっと、新型コロナウイルス感染によって、大切な家族や友人、親戚、有名人が亡くなっています。
命のはかなさは本当に語るに辛いものがあります。
でも、それに関わった人は一生その事実から解き放たれる事がないのです。

運命的なものを感じていただけるかどうか、そんなものを書いていきたいです。
ではでは、また皆さんからのコメントを待ちわびながら。

No.1677 conko 2020/05/04/10:42:47
クーさん、お立ち寄り、ありがとうございます。私は子供の頃から文章を書く事が好きでした。日記や学芸会のお芝居のシナリオ、または俳句まがいのものを書いていました。
ただ一方的に好きだから、書けたんですね。それを人様の批評を得ようとすると、違ってきます。
作品への責任も出てきますし、リキんじゃって文体が代わってしまうかも知れません。でも、チャレンジしたいです。
たなばたさんへ。白い犬のお話、あれは私の実体験です。もう30年暗い前の事ですが。保健所には平日に連れて行けば、結果も違っていたかも知れません。後悔し切りでした。


conkoの“これが私のハッシュタグ”Vol.30菊に命を吹き込んで
今日は4月最後の日。こんなに時が経ってしまった。
そろそろ人々に緊張への感覚マヒが起き始めているのではないだろうか。
4月上旬に発令された、緊急事態宣言の期限も延長され、私たちの自粛努力が益々長く強いられる事になった。
その人の立場によりあり方は大きく違うので、いたずらには言えないが、皆さんそれなりに工夫してストレスを減らそうとしているようだ。
普段からやらなければ…と思っていた事を見直したり、手作りの小物をまめにこしらえたり、畑の作業に神経をささげたり…。
あるいは一人で散歩に出かけ、軽い運動をしたりしている。
いろいろな人がいると思う。どう過ごそうか、それはその人のインスピレーション次第で、どうにでも演出できると思う。

そんな中、また一つお話を書いてみました。お読みいただければうれしいです。
今回はどこにでもいそうな、やさしいおじさんのお話です。

ーーーーー


「菊に命を吹き込んで」


菊をこよなく愛するおじさんがいました。
沢山の菊の鉢一つ一つに愛情を手向け、育てていました。
新種の菊には見向きもしないで、古くからある品種にずっと愛情を注いできました。
どの鉢も可愛くて、可愛くてたまりません。
菊とお話もできるんですよ。
「今日の気分はどうだい?」なんて聞きながら、挨拶しているんだって。

今は春だから、ちょうど挿し木をして増やしていく時期なんです。
大事に手をかけて、こまめに様子を見ていきます。
挿し木をした鉢の菊が、沢山の日光を浴び、適度な水やりと肥料を与えられ、愛情もたっぷりと注がれて、立派な大菊に育っていくのです。
花言葉にあるような、高貴な香りを放ち、すくっと咲き誇る姿も気品に満ちています。
おじさんにしてみれば、どの鉢の菊も大切な子供です。
どの子も美しく、最高に咲いて欲しいと願っています。
季節が流れ、子供たちを人々に見てもらう瞬間がやって来ます。
それはおじさんにとって、ハラハラ、ワクワクの瞬間でもあるのです。
心を込めて育てた菊が人々に認められた時は、自分自身をも認められたような、そんな達成感に満たされるのです。

その日を迎えるまでにはいろいろな事が起きます。
いつだったか、ものすごい大型台風に見舞われ、次いで豪雨にもさらされて、菊の鉢が倒されてしまった事がありました。
おじさんは心が痛くなりました。
「子供たちに申し訳ない!」
沢山の鉢の中から大丈夫だったものを、大切に元の位置に戻し、精いっぱい慰めてあげました。
その年の菊の品評会で、鉢のいくつかある中で一つだけ入賞したものがありました。
おじさんはうれしくて涙が止まりませんでした。
さて、今年はどうでしょうか。
おじさんの菊たちは気高く育っているのでしょうか?
またハラハラ、ワクワクのうれしい瞬間がやって来ます。
Date: 2020/04/30(木) No.1665

No.1666 たなばた 2020/04/30/18:17:58
胸がいっぱいになります。
今年の菊が大輪の花を咲かせますように

No.1667 コバちゃん 2020/04/30/21:53:09
 俺によく似たおじんがいるのだなあ その人は
今年 中華丼より大きな花を和紙につつみこんだ菊の
香りを 嗅いで おじさん いいにおいがするよと
 謂われる花を  見てもらうの心と思う。

No.1668 きょこちゃん 2020/05/01/16:46:34
 5月になりました!
『#』月間中のconkoさんの創作意欲には目を見張るものがありました!
キクノちゃんたちの可愛い歌,雷坊やに、日向ぼっこのネコちゃんに、甘え上手なワンコロちゃん…愛おしく感じました。切ない認知症のおばあちゃんや ホームレスのお話…。時事物・SF物もconkoさんの得意分野ですよね!

 毎日のように『#』が付き、たなばたさんは 妹の(娘の?)ような気がしてきています♪ 心優しいコメントから、素敵なお嬢さんであることが伝わってきます。
 常連さん、コバ先輩も頑張ってらっしゃいますよね!↑の菊を愛する紳士のモデルは、やっぱり彼ではないでしょうか?!ニューフェイスも増えて楽しみです。(^_^)/

 さて、今月のテーマは?『緊急事態宣言』は今月いっぱい延長に…。(涙) でも、心の晴れる日は、きっとやって来ます!

ではでは、また!

No.1670 conko 2020/05/01/22:54:03
ワーイ!ワーイ!沢山のコメントをいただき、うれしいです!
私は菊の香りが好きです。どちらかと言うと、地味ですが、ものすごく「和」を感じます。ヤッパ日本じゃ!って感じです。
何でも丹精込めて関わると、相手はちゃんと応えてくれます。
きょこちゃん、しっかりお読みくださり、ありがとうございます。
これからも「小さなお話」を書き続けていきたいです。
特にこのところ、人の命がどんどん消されていきます。そんな中、何も止められない無力な我々自身に「無情」を感じます。
命と向き合い、去って行く命をどう受け止めるか。
はかなさだけでは語れないものがあるみたいです。

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