*--ありんこDiary--*

ICT機器活用サークル「ありんこ」のメンバーブログです。
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conkoの「バスターミナル」11番のりば 天国郵便局ゆき  2020/05/11(月)
conkoの「バスターミナル」10番のりば 回る花屋さんゆき  2020/05/10(日)
conkoの「バスターミナル」9番のりば 演奏会場ゆき  2020/05/09(土)



conkoの「バスターミナル」11番のりば 天国郵便局ゆき
毎度ご乗車ありがとうございます。皆様、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
実質的な“ステイホーム”を強いられてから、かなりの時が経っております。このダラダラモードに慣れてしまっていませんか?conkoはすっかりナマケモノになっています。
緊急事態宣言が解かれましたら、いよいよ今まで通りの生活スタイルに戻して行けるのですが、元のリズムに戻るにはかなりのエネルギーが必要だと思います。
それも世代によってそのエネルギーの必要量も違ってきます。
さてさて、皆さんはいかがでしょうか。
そんな中、また一つお話を書いてみました。今回はconkoバスがどこへ迷走するやら…。


「天国郵便局」


外は雨が降っています。春の柔らかい雨です。
ある日の昼下がり、部屋の窓ガラスの向こうに雨粒が当たっていました。沢山降ってきたようです。
その雨粒を部屋の中からじっと見つめている女性がいます。窓ガラスが雨でぬれているように、その女性の頬も雨のような涙で濡れていました。口元も悲しみに閉じています。
女性には今年の秋に結婚する人がいました。でもその彼は先月、突然亡くなってしまったのです。女性に「さようなら」も言わずに、病気で逝ってしまいました。
女性は未だに信じられず、受け入れられずに泣いてばかりいます。

外は雨が止む日があっても、女性の涙雨は止む日はありません。
女性の母も父も、友人たちも心配でたまりません。でもどうしてあげる事もできません。みんなでいろいろと考えてみました。でも、女性を慰められるアイデアは浮かびません。

ある日の事です。いつものように窓の外を眺めて泣いてばかりの女性の家に来訪者がありました。
玄関に出ると、「郵便局です。」と言いました。女性は配達物でもあるのかと思い、ドアを開けました。
そこにぬっと立っていた郵便配達員は「配達ではありません。受け取りに参りました。」と妙な事を言いました。
「どういう事ですか?」と女性が聞くと、その人は説明をし始めました。
「今、一番会いたい人がいたら、その人に手紙を書いて下さい。それを私が天国の郵便局までお届けしますので。」と言いました。
女性は訳がわからず、もっと聞きたかったので、「どういう意味ですか?」と聞きましたが、その人は「また明日来ますので、手紙を書いておいて下さい。」とだけ言って帰って行きました。

不思議でたまらないし、どうすればいいのかもわかりません。でも女性は素直に、今会いたい人を想い、手紙を書きました。そして次の日、郵便配達員はやって来ました。
「お手紙は書きましたけど、切手はどうすればいいのですか?」と聞きました。
配達員は「切手はいりません。ただあなたが会いたい人の事をしっかりとイメージして、胸に抱きよせて下さい。それがスタンプとなります。」と言いました。
女性は「えっ?」と聞き返しましたが、配達員は全く気にしていませんでした。
女性は言われたとおりにして、手紙を渡しました。
「どうも。これで結構です。今夜あなたは夢の中でお相手の方と会えるでしょう。」と、不思議な事を言って、配達員は帰って行きました。
果たして女性は今夜の夢の世界で恋人に会えるでしょうか。
夜、誰もが寝静まった頃、ある家のベッドで眠っている女性がいます。
その人の目元からは涙がいっぱいこぼれていました。口元は笑っているようです。

皆さんはこのお話、信じられますか?
あなたには是非会いたくて、手紙を出したい人はいますか?
Date: 2020/05/11(月) No.1707

No.1710 たなばた 2020/05/12/19:07:40
そんな手紙、わたしも送りたいです。
きっと、いっぱい皆さんいらっしゃいます。
思い浮かべただけでホロホロ

No.1713 conko 2020/05/13/06:03:29
たなばたさん、お早うさんです。いつもありがとうね♪
人は誰も命の終わりを知っています。でも、人の情に終わりはない事も知っていますよね。
だからその思いに任せて、手紙をしたためれば、会いたい人には絶対に会えるんです。
私はそれを信じています。


conkoの「バスターミナル」10番のりば 回る花屋さんゆき
毎度ご乗車ありがとうございます。 今日は母の日ですね。誰もがカーネーションを思い起こしているのではないでしょうか。
ちょっと変わった、回る花屋さんにご案内致しましょう。
そこにはどんな花が飾ってあるのでしょうか。

ーーーーー


「回る花屋さん」


今日は母の日です。お母さんに日ごろの感謝を込めてカーネーションを贈るのが昔からの習わしでした。でも、今は特にカーネーションだけに限られてはいません。
どんな花でもその人の心がこもっていれば大丈夫なんです。

「ママにお花を贈りたいの。」と女の子が言いました。まだ小さい子です。
自分で花を買いに行く事はできません。ママには秘密にしたいので、女の子はパパに相談しました。
「じゃあパパとお花を買いに行こうか?」とパパさんは言いました。
女の子はじっと考えながら、「お花の絵を描いてもいい?」とニッコリしながら言いました。それからスケッチブックとクレヨンで何か一生懸命描いていました。

「パパ、できたよ!」と元気にすっ飛んできました。
「へえ?これはなあに?」とパパさん。
「くびかざりだよ。」と女の子。そして「ママにかけてあげたいの。」と言いました。
「よーし。このお花の輪をハサミで切り抜こう!」とパパはいいアイデアが浮かんだという顔で言いました。
きれいな花の首飾りができました。
「じゃあ、これをママにかけてあげようね。」と二人でこっそりキッチンへ行きました。
ママさんは丁度お昼ご飯を作っているところでした。
「ねえ、ままちょっとおすわりして。」と女の子が言いました。
「えっ?どうして?」と言いながら振り向くとニコニコ顔のパパさんと女の子が手に何かを持っていました。
ママさんは腰を低くして「なあに、それ?」と言うが早い蚊、首に花の輪をかけられました。でも真ん中が大きすぎてママさんの肩から腕の方へ下がってしまいました。
でもママさんは大喜びで「ありがとう!」と言いながら、首にかかるように直しました。
「お花がいっぱいだね。」と言ってぐるぐる回しながら花の絵を確かめていました。
「わあ!ぐるぐる回るお花屋さんだ!」と、女の子もうれしそうでした。
二人を眺めていたパパさんが「ご飯を食べたら今度はママのお母さん、おばあちゃんにお花を贈ろうか。どんなお花がいいか見に行こう!」と言いました。
ぐるぐる回るお花屋さん。今度は本当のお花屋さんに行きます。
「ママへのお花も買おうね!」とパパさんが言いました。
「すごいね。お花だらけになっちゃうよ。」と女の子は大はしゃぎです。
こうして母の日にはどこの家でも花がいっぱい回っているのでしょうね。
ママ、いつも優しくしてくれてありがとう!!
Date: 2020/05/10(日) No.1704

No.1706 たなばた 2020/05/11/18:06:28
回る花屋さんって、そういうことだったのですね!
紙で花飾り作っちゃうのもすごいし、それをお母さんがクルクル眺めているのを、回るお花屋さんという発想力!
母の日って素晴らしいなあ。
あ、私も今年ささやかながら母にカーネーションをプレゼントさせていただきました

No.1708 conko 2020/05/11/22:28:37
たなばたさん、今晩は。コメントありがとうです。
母の日って子供から母へ、そのまた母へ。カーネーションや他のかわいい花を贈るんだもの。だから花のリレーみたいだなと思ったのです。それで、花がぐるぐる回っているイメージが浮かびました。


conkoの「バスターミナル」9番のりば 演奏会場ゆき
毎度ご乗車、ありがとうございます。本日はconkoバスでのミステリーツアーへご案内となります。
このバスは時々過去や未来の世界を行ったり来たり致しますので、お車に弱い方はどうぞ酔い止めの薬をご用意いただきますように!
ではでは、どんな風景が見えて参りますやら、お楽しみに!!


「演奏会」


ここはある中学校の音楽室。部屋の窓は大きく開け放たれ、外からは明るい日差しと共に心地よい春風が教室に入ってきます。
部屋では三年生の生徒たちがリコーダーの練習をしていました。
この学年ともなると、高校受験を控え、生徒たちは神経をピリピリさせているのです。
そこで、音楽の先生が「リコーダーの演奏会を計画しました。「皆さん小グループで課題曲に望んで下さい。」と言いました。
「えーっ?」と生徒たちは一斉に抗議の声を上げました。
「そんなものよりも、俺たちは受験勉強の方に力を入れたいです。」と一人の男子生徒が言いました。みんなもそれに続いてわあわあと賛同の声を上げました。
「まあ、まあ。そこはよくわかってるがねえ。でもそういう時だからこそ、気持ちを転換させた方がいいと思うんだが。」と、かなりの年期の入った男性教師が言いました。

結局生徒は先生の指示に従い、二名ずつのペアで合奏する事となりました。
「ではこれからペア組を発表します。」と言い、次々とペアの組となる生徒の名前を挙げていきました。先生が発表している間、生徒たちはザワザワし通しでした。なぜならペアが全て男女の組み合わせだったからです。
「先生、それはないですよ!男女でやるなんて、やりづらくてたまらん!」と一人の男子生徒が言いました。他の生徒たちもそれぞれに同意して、わあわあ言っています。
「静かに!それでいいんです。男女でペアを組む事で緊張し、意識し合い、いいものにしようと言う気持ちの働きがわいてくるのです。」と力強く言いました。
それでも生徒たちは収まりません。
「うへえっ!やりづらいじゃん!」とあちこちで文句が聞こえてきます。
先生は全く動ぜず、落ち着いています。
「では、課題曲をお知らせします。二つに分けて、それぞれ競い合いではないですが鑑賞し合ってください。発表は秋、10月にします。」
先生は自身の意見を伝え、教室を出て行きました。生徒たちはまだざわついています。

「ねえ、どう思う?あの先生ったら、いつも自分で決めてしまうもんね。もうちょっと私たちの声も聞いて欲しいわねえ。」と女子生徒がブツブツ言っています。
「あの先生は音楽担任だろ?俺たちの歌声しか聞こうとしないさ。」と男子生徒が皮肉っぽく言いました。
「私なんかさあ、タックンとだよ。やだあ。」と女子生徒が暗い顔で話しています。
どうも相手に不足があるようです。
タックンはほとんど口を利かない、ぬーっとした感じの男子でした。顔はいつも笑っているようですが、よくわからない子でした。
その女子生徒は不安でしたが、中学生最後の思い出となるのだから、一生懸命やろうと決めました。そして休み時間をたっぷり使って何日もタックンと練習をしました。
彼はとても素直な子です。でも何を考えているのか伝わってきません。女子生徒が、練習するよ、と言うと文句も言わずにリコーダーを鳴らしています。でもちっとも曲になっていません。
女子生徒は困ってしまいました。でも練習するしかありません。
ある時、教室の隅っこで女子生徒とタックンは練習をしていました。うまく合奏ができません。でも根気よく続けました。教えるように、諭すように。
その姿を成績優秀な男子生徒四人組が、「ようやるわ。」と言いたそうな、冷たい視線を送っていました。
でも女子生徒は止めずに続けました。タックンは笑ったような顔で練習を続けました。

いよいよ発表の日がやって来ました。
順番に男女のペアでリコーダーの課題曲を演奏していきました。
ついにタックンたちの番がやって来ました。
女子生徒はガチガチに緊張しましたが、どうにか演奏は終わりました。タックンは笑ったような顔をしてどうにか吹いていました。最後まで、止めずに吹きました。
二人で頭を下げて礼をしました。
二人の耳に届いたのは、聞いてくれた生徒たちの、ものすごい拍手でした。
「えっ?」女子生徒は思わず声を上げました。
隣のタックンはみんなの方に向かって、歯を見せて笑っていました。
もうすぐみんなとお別れです。このリコーダーの調べは素敵な思い出となるに違いありません。
Date: 2020/05/09(土) No.1700

No.1702  コバちゃん 2020/05/09/17:46:20
おじやま 最近上手になりましね(昔から上手だった)
conko 姉さんの 小説」読んで言るほうが楽しいです。
今年度の芥川賞に 推薦 応募しておきましょうか?
2000ページもあるから結構読みでがあるよ。
今にconkoのブログ有償になるか
ありんこ会員は無料でお願いします。 

No.1705 conko 2020/05/11/11:45:34
こばちゃん、こんにちは。いつもお立ち寄り、そしてあったかいコメントをありがとうです!
ブログを毎日アップする事が私のライフワークの一つとなりました。内容は自分勝手に思いついたものばかりなので、皆様にはなんだかなあ、という思いで読んでおられるかも知れないので、すみませんです。
毎日コロナ、コロナで息苦しい中、少しでもほんわかした気持ちになっていただきたいばかりです。
これからもヨロシクです。

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