*--ありんこDiary--*

ICT機器活用サークル「ありんこ」のメンバーブログです。
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conkoの温泉宿Vol.3人の心の不可思議  2019/12/03(火)
conkoの温泉宿Vol.2雨にぬれた歩行訓練  2019/12/02(月)
conkoの温泉宿Vol.1何でこんなタイトルなの?  2019/12/01(日)



conkoの温泉宿Vol.3人の心の不可思議
本日、福祉実践教室のガイドヘルプ最後の日。
ブログで何度も書いてきたように、ガイドヘルプは最短のボランティアである。
何しろ子供たちに福祉の何たるかを伝えて回っているのだが、点字の講義はそれを通して何を訴えればよいのか、また手話はどうなのか…。
実践では学校によって取り入れる種類は大きく違うが、車いすや高齢者疑似体験、街づくり、認知症理解など。
各障害者の立場によって、子供たちに期待する内容は違ってくる。
車いすや白杖を持っている障害者は、第三者からもわかりやすい。

それへの手助けとして、ガイドヘルプは最短の福祉的行為なのだ。
ただ、難しいのは声掛けが簡単ではないという事である。
以前にも書いたが、私独りで電車に乗っていても、なかなか声をかけてもらう事はない。
ところが、誰かサポーターと一緒だと声をかけてもらえる確率は非常に高いのだ。
何故なのだろう。
歩行訓練の指導者いわく、人はそのサポーターに声をかけるらしいのだ。
そうか。そうだとかけやすいのかも知れない。視覚障害者本人には声をかけるには勇気がいるが、サポーターならまだかけやすいのだろう。
何だかわかるような気がした。
みんな本当は気にしてくれているのだ、きっと。

それを今日の実践教室で子供たちに話してみた。
「声をかけるのって勇気がいると思いますが、もし何か困っているような人を見かけたら、是非声をかけてあげて下さい。」と。
かけられた人は100倍もうれしくなりますよ、と。
ガイドヘルプはまだイメージが掴みやすい。だが点字は何を期待したらいいのだろう。
点字の打ち方を、また読み方をたった60分間くらいの授業で覚えたとしても、その後に一度も出会わなかったら、何の価値もないような気がする。ただ「何となく点字というものに関わったなあ。」くらいで終わってしまわないだろうか。
そういった存在を知ってもらう事はできるかも知れないが、それだけのような気もするのだ。

もう何十年も福祉実践教室を続けている意義って、どこにあるのだろう。
その子によっては心に残り、それ以降の暮らしに何らかの影響を与えるものになるかも知れない。
あるいは、それでよいのかも知れない。啓蒙というものは大量の反応や変革を期待してはいけないのかも知れない。少しずつ、少しずつ、人の意識に浸み込んでいく。そして徐々にその人の心の作用そのものになっていく。
それでよいのかも知れない。今すぐを期待するのではなく、何年か後のみんなの心を想像していけばよいのかも知れない。
人の心の不可思議。どう変化していくのだろう。時代と共に。
障害者も健常者も書き寝なく、共に助け合い、暮らしていくという理想の社会に近づいていく為には。
社会を創るのは人であるから。
Date: 2019/12/03(火) No.1430


conkoの温泉宿Vol.2雨にぬれた歩行訓練
白杖による歩行訓練の今年度の予定は、今日をもってクリアできた。
その最後の日は雨だった。
けっこう降っていた。訓練が終わり、家に戻ってジャケットを脱いだら、フードには雨がたまり、背中や袖もぐしょぬれだった。傘は差して行ったんだけど。

本当なら、雨の日などはなるべく出かけないようにしている。よほど出かける用事があれば、夫の車に頼るか、タクシーを呼ぶ。
何も無理をしてまで雨の中を白杖を突いて歩こうとは思わない。
そんな事を簡潔に指導者に話した私。数年前の訓練の際の事だが。
その時、先生はこう言った。
「もし出先で雨に降られたらどうしますか?傘を差して歩かなければならない状況になるかも知れませんよ。」

そう言われてみればその通りである。
それに学生や通勤に出ている視覚障害者たちは雨だから休んじゃえ!なんて言ってられないからなあ。
この、何も生活にしがらみのないconkoばあばだから、こんな甘ったれた事を言ってられるんだ。ダメだねこんなんじゃ。

訓練最後の日が雨でよかった。いろいろと勉強になった。
刺した傘に雨が当たる音で、車が近づいても気づきにくいという点が不安だったし、とにかく濡れるのが嫌だった。
まだわがままを言っているのか?…と自分を奮い起こして出かけてみた。
白杖を突きながら、もう片方の手で傘を持つ。これで完璧に両手がふさがった。
これだけでやりにくさを覚え、歩くリズムも狂いっぱなしだった。
途中何度も傘が木の枝や看板にぶつかっては進行の邪魔をした。
次第にイラつきかけた時、先生は「傘がいい防御になるんですよ。」と言った。
そうか。そういう捉え方もあるのだ。さすがに指導者である。
なんだかんだと思いながら、水たまりに足を突っ込んだり、草に杖先を突っ込んだりしていつものJR駅の改札口まで進めた。
「ふうっ。」私は思わずため息を大きくついた。

改札口で、横にある券売機の点字板や数字キーを使って切符を買う方法を教えてもらい、実際に数字キーを押して金額を表示させた。
そして改札口の切符を挿入する箇所とICカードなどをタッチさせる場所を手で確認した。
このJR駅は人も少ないので、我々が午前11時前後にこのようにごちゃごちゃやっていても、さして迷惑にはならないようだ。先生がちゃんと様子を見て太鼓判を押してくれた。
「大丈夫です。誰も来ませんから。」と。
ただ有人改札口のガラスの向こうではスタッフが一部始終を見ていると言っていた。
ワーオ!怒っていないかなあ。かってに改札口でワイワイやっているので。

ひとしきり感覚がわかったところで先生が「少し早いですけど行きましょうか。」と状況を変えてきた。
実は私が先回の訓練の日に「次回は最後ですから、よろしかったら一緒にランチでもいかがですか?」と誘ってみたのだった。
先生も楽しみにしてくれていたようで、我々はまた傘を差して駅を離れ、さっさと訓練を終了させた。
そして駅に近い所にある喫茶店でランチとお茶を楽しんだ。
もちろん、一番の目的は今期訓練の反省会である。
また来年の希望も先生に伝え、この事業がしっかりと定着するように、私もできるだけ協力したいと考えていることを伝えた。
正直言って、私も出かける時はほとんどガイドヘルプの人に頼っているし、プライベートでは夫や友人、または母と一緒である。
それでも白杖独歩の必要性は理解している。納得もしている。
やはり家族であれ、どういう状況になるかはわからない。自分独りで行動しなければならない場合も出てくるかも知れない。あるいはそんな事は一度もないまま人生を終了するかも知れない。
これからの「…するかも知れない」に慌てず対応できるような、物理的な準備と心の準備も必要かも知れないのだ。
きっと漠然とした不安を払しょくさせるのにはもってこいの訓練だと思う。
他の視覚障碍者、全盲でなくても弱視やもっと軽い視覚障害でもいろいろな訓練法があるのだと指導者は言っていた。
確かに弱視だった頃に習った訓練法と、全盲の今、教えてもらっている方法とは大きく違うのだ。
それが実感できただけでも大きな獲得である。


☆もし皆さんのお知り合いやご友人にそういった視覚障害の方がいらっしゃったら、是非お勧めしてください。独歩の訓練を。白杖を使わない方法もあるそうですよ。
ではでは、また明日のブログでお会いしましょうね!!
Date: 2019/12/02(月) No.1429


conkoの温泉宿Vol.1何でこんなタイトルなの?
なんで温泉宿なの?…と思うでしょう?
12月。師走は何かと忙しく、あわただしく時が過ぎて行くような時節である。だからこそゆっくりと温泉にでもつかるような気分になってもらいたく、そんなエッセイをお届けできたらいいなと思って、このタイトルにした。

我々日本人は昔から、西洋人の入浴法とは違う、たっぷりとした湯に体を沈め、内側からじっくりと温める方法を取る。
もちろん時代と共に日本人でも軽くシャワーだけで済ませる人たちもいる。特に若い人達に多いような気がするが。私はご多分に漏れず、たっぷりとした湯に、それもかなり熱めの湯にしっかりと肩まで沈めたい方である。
健康のために半身浴で、湯の温度も40度Cくらいがよいとされているが、それでは私には不十分である。ぬる過ぎる。
湯に浸かり、体を動かすと熱くて、少しずつ沈めていくのが好きなのだ。けっこう長湯である。冬は特に。
そんな感じだから、私は温泉が好きである。
結婚した当初は年に二度、三度と温泉に連れて行ってもらったが、それがだんだんと行く回数が減り、娘が遠く離れて暮らすようになってからはなかなか温泉地にも行けなくなってきた。それでも母を誘って、年に一度か二度は行っている。
夫も若くはなくなったので、車で遠方まで行く事が面倒になったのか、あるいは体がきついからか、近場の温泉しか出向かなくなった。
それでも年に一度くらいは連れて行ってもらえるので、ありがたい。そういう時は母も一緒である。
でなければ、私が大浴場に入りたくても、目が見えないので、メチャクチャ大変なのだ。宿の部屋から大浴場へ夫と一緒に行ったとしても、風呂は男と女とで分かれている。
母と一緒なら安心して夜寝る前に一度、また朝にも一度大浴場へ行ける。
母は寝る寸前に一度入れば十分と思っているのだ。
正直、私は何度も入りたい方なので、欲求を我慢するしかない。だが、一緒に安心していけるのだから、母と一緒はありがたい。
それなのに、母が具合を悪くして、一緒に行けなくなってしまったら、=それは温泉旅行には行けなくなるという事となのだ。

我ら全員が高齢者だから、いつ何時、それぞれの具合が悪くなるかはわからない。
ああ、久しく温泉に行っていない。この先もどうなるかなあ。
Date: 2019/12/01(日) No.1426

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このプログラムは上記のCGIを改造したものです。