あのう…。conkoですが、ちょっとお邪魔致します。 昨日から突然再開しました「アタシのララバイ」ですが、これは100%のフィクション物でございます。 どうぞ想像の世界を目いっぱいに広げて、お楽しみいただきますよう、お願い致します。
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春の風に乗ってアタシも気持ちが浮かれているのかしら。世の中はまだまだコロナ災いで油断もできない状態なんだけど、正直、何だかよい芳香へ向かってくれるような、そんな気がするの。あなたはどう?
ゴンタとソフィアにもやっと赤ん坊が生まれたし、是非元気に育って欲しいものだわ。 赤ん坊の事を友人の千穂にも電話したの。そうしたら、とても喜んでくれて、彼女の息子さんたち二人も「仲間が増えたぞ!」と喜んでいたんだって。 何だか言ってたわね。「俺たちのシンジケートに入れるんだ!」と壮太が叫んでたって。 子供なのにそんな言葉どこで覚えたのかしらね。 あの子たちの年齢ってどうもゲームの世界に走りやすいのかもね。 ゴンタの赤ちゃんはオーストラリアに住んでいるので、なかなか簡単には会えないのに、そんな事お構いなしなんだから。
コロナ災いも2年目を迎えると、それなりに慣れてくるのかしら、人は去年ほど神経質にはなっていないような気がするわ。 アタシの会社でも相変わらずテレワークを推奨しているし、社内の環境もパーテーションを常設しているし、手指の消毒、マスク装着は徹底しているわね。 全国的な緊急事態宣言の介助はまだしばらく後になるけど、人は気持ち的な緊迫感からはすでに解放させているみたい。 えっ?と思う程人が込み合っている場所なんかもよく目にするようになったし、みんなの「これくらいならいいか」という線引きが緩くなっているみたい。
何だかシビアな言い方をしているアタシだけど、彼とはちゃんとお付き合いしているんだからね。 仕事の帰りに食事に立ち寄ったレストランも申し訳ないくらい人がいないの。 でもあたしたちは、そこでゆっくりと食事をしているわ。それが終わったらすぐにマスクをつけるので、おしゃべりもあまり盛り上がらないけどね。 アタシは彼と一緒にいられるのなら、それで十分なんだから。あら、ゴメンなさいね。 皆さんもどんどん明るい気持ちを奮い立てて、できる事を探してみない? その行為はワクチンと同じくらい元気になれると思うわ。 もうひと頑張りかな?そう信じて行きませんか?
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