政府から緊急事態宣言が再発令されて、もう二週間余も経つのに、感染者の数が減らないどころか、横ばいにもなっていない。 メディアでは、毎日それも一日中、コロナウイルスの話題を報道しているが、テレビをつけっぱなしにしている我が夫のそばにいると、この話題しか耳に入ってこない。 それ以外と言えば、よくサスペンスドラマの再放送を見ているので、メインキャラクターの、かなり若い声が聞こえてくるくらいだ。 我々としては、やれる限界の努力をしているつもりだが、「過去最多」を連発されると、いい加減うんざりしてくる。
緊急事態宣言も、昨年のように初めてであれば、だれもが緊張感と共に、訳のわからないウイルスに対する恐怖で、真剣に応じたのだろう。 だが、今回のように二度目ともなると、人の慣れ程怖いものはなく、人々、特に若い世代の人たちが“これくらいならいいだろう”という線引きを自分の物差しで実行してしまうのかも知れない。
自分の知り合いに感染した者はいないとか、これは他人事だとか、都合よく解釈しているのかも知れない。 それは若者だけに限った話ではないとも思うが、エネルギーに満ち溢れた若者には「我慢する」という事が想像以上に苦しく、難しいのかも知れない。 だからと言って、油断して密を怖がらずに、マスクもなしで、人と会い、大声でしゃべっている彼らを理解し、受け入れる訳にはいかないが。 何しろ、周りへの迷惑を考えず、自己中心の「自由!」を主張している人たちは迷惑そのものであろう。 他人ごとではない。私も気づかないうちに傲慢になってはいないか、しっかりと反省しないといけない。 自分に都合よく、楽しく心地よい事は、一番幸せに感じるものだからなあ。 他人への思いやりをつい忘れて、偉そうなことを言ったりもしてしまう。反省、反省!!
いずれにしても、早くコロナウイルスの感染問題が下火となり、少しずつにでも終息につながってくれればありがたい。 我々高齢者は、あまり待てないのだ。若い世代とは違い、あまり先を長く考える事はできないのだ。コロナに感染していない状況下で、それには感謝であるが、とても生きづらく、辛い。 だから、一生懸命我慢している母を、安心して温泉旅行に誘ってあげたい。 友人たちとのランチ会もどんどん計画して実行していきたい。 なにしろ、気兼ねなく、人と会い、握手してハグして、大いに笑いたい!
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Date: 2021/01/22(金)
No.2055
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