*--ありんこDiary--*

ICT機器活用サークル「ありんこ」のメンバーブログです。
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conkoの「バスターミナル」29番のりば 森の図書館ゆき  2020/05/29(金)
conkoの「バスターミナル」28番のりば ためいきの部屋ゆき  2020/05/28(木)
conkoの「バスターミナル」27番のりば 駐車場花見会ゆき  2020/05/27(水)



conkoの「バスターミナル」29番のりば 森の図書館ゆき
毎度ご乗車ありがとうございます。この季節ともなると、やはり外へ出かけるのが一番ですね。近くの公園もいいですが、遠く離れた山里など、森の中に分け入ってみたいですよね。今回はちょっと遠く離れた山奥の森林にご案内致しましょう。
そこここに珍しいものが見つかるかも知れませんよ。
さてさて、何が見えてきますやら、お楽しみに!

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「森の図書館」


ここは街並みから離れた山里の森の中です。
うっそうとした木々が茂り、空気も少し湿ったような感じです。
太陽の日差しも枝と枝が絡み合った間からこぼれてくるような、光のカーテンがいくつもの筋を作って地面に届いています。
あちこちの梢から鳥のさえずりが聞こえてきます。
せっかくだから少し分け入ってみましょうか。

枝や葉が生い茂っている所があります。あれれ?枝の上に何か乗っています。何かの本のようです。
手に取って中を開いてみますと、どれどれ…。
コトリのさえずりが種類によって異なる事が書き表されてあります。
ふーん、取の種類によってこんなにも沢山のさえずり方があるんですね。♪♪♪

どんどん奥へ入って行くと、大木が倒れ、朽ち果てた所に洞穴のようなものができています。
中を覗くと何やらまた本のようなものが置いてあります。表紙にはクマさんの絵が描いてあります。
中を開くと、木の実の保存の仕方なんかが書いてありますよ。
さらに奥へと歩いて行くとまた一つ小さな穴倉を見つけました。そこにも本が置いてあります。
中を開くと、タヌキの化かし方が図入りで書いてあります。
なんておかしな森なのでしょう。まるで住人たちの図書館のようです。
まだまだありそうですよ。すぐそこの木の枝にも本が引っかけてあります。
表紙にはけがをしたサルの絵が描いてあります。中にはいろんなけがをした時の治し方が図入りで説明してあります。
すごいですね。感心しました。
みんな勉強しながら暮らしているんですね。
もっと奥へ入って行きましょうか。あ、あそこに倒れた木々が重なり合っています。
そこの奥に何かがありそうですよ。土が盛られたような所が何かの巣穴になっているようです。そこにも本があります。
「料理の仕方いろいろ」と表紙に書いてあります。あ、キツネさんの顔が隅っこに載っています。中を見てみると…。うわあ、この先はあまり読まない方がよさそうです。

どんどん奥へ入って行くとまだ出てきそうです。でも一体どんな本があるのでしょう。
それに一体誰が書いたのでしょうか。さあてね。
皆さんも森の図書館へ行ってみませんか?
動物さんたちが真剣に生きている事がわかるかも知れませんよ。
もし行くのなら、ぜひ「森と動物たちの守り方」という本を持っていって下さいね。
きっと一番のプレゼントになるでしょう。
Date: 2020/05/29(金) No.1761

No.1763 たなばた 2020/05/30/14:49:52
こんにちは。
マイナスイオンをたっぷり感じます。
動物たちは姿は現しませんでしたが、声が今にも聴こえてきそう

No.1769 conko 2020/05/31/14:48:50
たなばたさん、おいでなさいまし。
森の中は動物さんたちは丁度食事タイムでどこかへ出ているようです。
その隙にいろいろと探索したらあっちこっちに本があったのです。なんてね。


conkoの「バスターミナル」28番のりば ためいきの部屋ゆき
毎度ご乗車ありがとうございます。もうすぐ5月も終わろうとしています。
何だかとても長い一か月だったと思いませんか?人は苦しい状況下にあると、時の流れがやけに長く感じられるのだと思うのです。
本日はちょっと暗い雰囲気の場所へご案内致します。
あ、すみません。皆さんにまで重苦しい気持ちにさせてしまうかも知れません。
お降りになったらビタミン剤をお渡ししますので、是非、元気を取り戻して下さいね。

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「ためいきの部屋」


朝です。きらきらと空も輝いています。ちょっと暑いくらいのよい天気です。布団干しにはもってこいの日です。
「はああ。」
あれれ?この部屋からはため息が聞こえてきますよ。それも深くて長いため息が。
「はああ。」
あれ?また聞こえてきました。でも今度は別の人のようです。
ちょっと中を覗いてみましょうか。

「はああ。」
「どうした?朝っぱらからため息ばかりついているじゃないか。」
ご亭主が訊いています。
「何だか気が抜けちゃってさ。」と奥さんが力のない声で言いました。
それを聞いたご亭主は「はああ。」とため息をつきました。

話はこうです。今迄さんざん、「家にいて下さい。人が込み合う所は避けて下さい。」と言われ、一生懸命守ってきたところへ自粛モードを緩やかにしてもよいと、言い方が変わってきました。
「よっしゃ!待ってました!」と素早くスイッチオンできる人と、「まだちょっと不安が残るから…。」と座したまま、様子を見る人とに分かれるのです。
どうやらこの部屋の夫婦は後の方で、腰がなかなか上がらないみたいです。
今まで普通にやってきた時に戻せません。パワーが失せてしまったというか、気力が消えてしまったような、そんな感じがするのだそうです。
来月から少しずつ元の状態に戻そうと、皆さんが動き始めようとしているのに、この夫婦はなんだかんだと言い訳をして、ため息ばかりついています。

ご亭主は先週、海釣りに出かけました。本当ならウキウキして、やっと行ける喜びに体も軽く出かけたと思いましたが、暗い感じで帰って来ました。
「はああ。一つも釣れなかった。」と言いながら玄関に釣り具のバッグを放り込んでいました。
奥さんは今まで続けてきた習い事にまた参加し始めましたが、心のどこかに「大丈夫かしら。」という不安が渦巻いていました。

ご亭主はテレビを見ても「はああ。」
奥さんは食事の準備をしていても「はああ。」
いつまで経っても二人はため息をついているので、部屋の中がもやもやしてきました。
時間の流れも止まってしまったようです。
久しぶりに友達と電話で近況を話している時はいいのですが、話が終われば「はああ。」
その様子を見てご亭主も「はああ。」
ああ、こりゃあダメだ。

皆さんのおうちではこんな風景は見られませんよね?大丈夫ですよね?
「はああ。」
「はああ。」
ああ、また二人そろってため息をついています。
Date: 2020/05/28(木) No.1759


conkoの「バスターミナル」27番のりば 駐車場花見会ゆき
毎度ご乗車ありがとうございます。皆さん、今年の季節は楽しめそうですか?
季節はうつろいと共に、人も花たちも活発に変化させていきます。命の偉大さを歌い上げています。
本日はとある場所での、一風変わったお花見の風景をご案内致しましょう。
およそ40年も昔にワープしますので、座席から転げ落ちないように、気をつけていただきますように。
ではでは、参りますよ!

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「駐車場花見会」


とある田舎町の一角にモルタル仕立ての8軒造りのアパートがありました。
住人たちはずっと長く住んでいます。近所付き合いもそれなりににぎやかで、アパートに隣接した駐車場が住人たちの社交の場でした。平日の朝晩は住人たちの車が留めてありますが、日中はほとんどご亭主たちが車で出勤の為か、スペースが空いています。

まだ小学校へ行く前の小さな子供たちがママさんたちと一緒に集まっています。
何やらおしゃべりをしているようです。
「ねえ、ここでお花見でもしない?」と一人のママさんが言いました。
「えーっ?ここで?」と別の人が言いました。
「いいじゃない。ほらこの木の下にシートを敷けばみんなで座れるよ。」と最初のママさんが言いました。
それを聞いていた子供たちが「やろう!やろう!」とはしゃぎました。

数日後の晴天の下で、アパートの駐車場の片隅にレジャーシートを敷いた上に数人のママさんや子供たちが座っています。何やらお弁当も作ったのでしょうか、おいしそうな料理や果物が大皿に載っています。紙皿や紙コップも並んでいます。
何か足りなければすぐに自分の部屋に戻り、持ってきてはワイワイやっています。
ある子供が「ママ、おトイレに行きたい!」と言いました。
「自分で行っておいで。ほら、カギ。ちゃんとかって来てよ。」と、ママさんはその子に部屋の鍵を渡しました。

そのアパートの駐車場の片隅に、たった一本ですが藤の木が植えられているのです。まだ棚は作ってありませんが、花の房がきれいに咲いて、いい香りも辺りに漂わせています。とても柔らかく、甘い香りです。
その木の下にシートを敷いて、みんなで楽しんでいるのでした。
すぐ前には道路もあります。人も車も通ります。
ふっと見ると、たまたま通りかかった人が不思議そうな顔つきで通り過ぎて行きました。
「あの人たちあんな所で何やってるんだ?」とでも言いたそうでした。

そしてまた、たまたま買い物から帰った住人にもみんなは声をかけ、「一緒にお花見しない?」と言いました。
どれくらい時が経ったでしょうか。シートの上はママさんや子供たち、料理やジュース、お菓子やコーヒーポットなど、所狭しといっぱいになっていました。
みんなワイワイと楽しそうです。最初の頃は「前の道を通って行く人にジロジロ見られて恥ずかしいね。」と言う人もいましたが、宴もたけなわになってくると、そんな事は誰も気にしなくなっていました。
すっかり時が過ぎ、一台、二台とパパさんの車が仕事を終えて帰ってきました。
「オラオラ、あんたたちそんな所で何やってんだ?」と聞かれ、みんなは一斉に照れくさそうに笑い、そんなに時間が経ったんだと、あわてて各部屋に戻って行きました。
シートもゴミもちゃんと片付けて、戻って行きました。
夜の闇が染まり始めた頃、一本の藤の木だけが何もなかったかのように、静かに甘く香っています。
Date: 2020/05/27(水) No.1757

No.1758 たなばた 2020/05/28/18:10:38
Conkoさん、こんばんは。
藤の香りはどんなでしょう?
植物と人の関係ってすごく素敵

No.1760 conko 2020/05/28/22:53:59
たなばたさん、今晩は。花の力ってすごいですよね。ちょっと心が疲れている人にも元気を分けてくれますし、何かをやり遂げた人には自信を与えてくれます。
藤の花の香って、咲き初めの頃が一番強く、甘く香ると思うのです。うっとりさせるような、ドリーミーな香りです。

No.1766 たなばた 2020/05/31/11:48:49
そんなにいい香りなのですか!
来年は藤まつりに行って楽しみたいな

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このプログラムは上記のCGIを改造したものです。