*--ありんこDiary--*

ICT機器活用サークル「ありんこ」のメンバーブログです。
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conkoの「アタシのララバイ その17」  2020/12/17(木)
conkoの「アタシのララバイ その16」  2020/12/16(水)
conkoの「アタシのララバイ その15」  2020/12/15(火)



conkoの「アタシのララバイ その17」
アタシよ。今日も電車に乗って仕事に行ってきたんだけど、朝の電車にはまだみんなに元気さは感じられたわね。でも帰りのみんなはもう疲れたっていう空気がみなぎっているの。今は誰もがお利口さんにマスクをしてるでしょ?だから余計にどこか患っているみたいに見えるのかしら。それにほとんどの人が自分のスマフォを見てるので、うなだれているみたいに感じるのね、きっと。
アタシもスマフォは持ってるけど、車内では使わないわね。ぼうっと窓の景色を見ている方が好きなの。どんどん後ろへ飛んで行く景色は見ていても飽きないわね。
たまに窓から夕陽がきれいに見えてて、景色はどんどん走って行くのに、太陽だけがずっとほぼ同じ位置に残っているのよね。それをずっと眺めているといい気分になれるのよ。

今日は千穂に会えないまま駅に着いてしまったわ。仕方ないわね。
彼女は仕事が遅くまで続くって言っていたから。交代制って言ってたっけ。
でも社会福祉士ってどんな仕事なんだろう。専門学校を出てから資格を取ったらしいけど、頑張ってるんだなあ。
介護支援専門員をどこかの施設でやっているって言ってたけど。
千穂もアタシも、ひと相手の仕事じゃない。今年は特にコロナに感染しないようにとか、させないようにとか、そう言った気を配るのが大変ね。
千穂のダンナのお父さんが、認知症で施設に入っているって聞いたけど、それも関係あるのかなあ。千穂は優しい子だからね。きっとそうだわ。
お義父さんの役に立ちたいと考えたのかも知れないわね。
アタシの父や母がもし認知症にでもなったらどうしたらいいのだろう。考えるだけで怖いわ。
でも、父たちよりアタシが先にボケたりしてね。
30を過ぎてそう経っていないのに、最近物忘れが時々あるので、心配だわ。
スマフォで脳トレのゲームでも探してみようかな。
…アタシ、お昼に何食べたっけ?

今日はアタシの頭がボケないように、応援ララバイでも歌うか!
じゃあ、今夜はこれでおやすみなさい。
Date: 2020/12/17(木) No.2005


conkoの「アタシのララバイ その16」
アタシ。凍えちゃいそうな日ね。こんな日でも仕事には行かなくっちゃ。
会社に着くまでの移動中が寒くてたまらないわ。帰りなんかたまに会社の人が車で駅まで乗せてくれる時があって、もうラッキーって感じなんだけど、朝はそうはいかないわ。
何しろ頑張るしかないわね。

昨日、突然駅で出会った子は確か、守田千穂という名前だったわ。
それで、すぐに電話してみたの。
そうしたら、「よく覚えていてくれたね。でも今は笠山千穂って言うんだよ。」と彼女は言ったの。
あ、結婚したんだ。子供は男の子が二人って。上が小学3年生で、下が来年1年生になるんだって。二人とも元気にコロコロと取っ組み合いをしては泣いたり、泣かされたりしているって。
でも彼女は仕事をしているので、ほとんど子供たちの世話はおばあちゃんに任せているらしいの。大変そうだけど、楽しそうね。

千穂のお義父さんは若年アルツハイマーで、今は施設に入っているらしいの。だからお義母さんは頑張って二人の小さな孫の面倒を見ているんだって。
「私に任せなさい!」と言って千穂には十分に仕事ができるように協力してくれているって。すごい絆ね。
彼女の二人の子供は長男が壮太、次男は健太という名前で、健太君がいつもお兄ちゃんを泣かせているらしいわ。
お兄ちゃん、優しいんだね、きっと。

千穂は社会福祉士の資格を持っていて、毎日仕事も忙しく、帰宅も遅いんだって。
だからお義母さんが子供たちの世話をしてくれる事が本当にありがたいって言ってたわ。
壮太君たちもばあばが一番好きで、その次がパパ、最期がママなんだって。
千穂はちょっと寂しそうな声で話していたわね。

アタシたちがバイト先で一緒に働いていたのはものすごく短かったんだけど、なぜかしら気が合ったのよね。
アタシはちぐさ、彼女は千穂で、バイト先で何かを言われる時、相手は「ちいちゃん」と呼ぶので、アタシたちがほぼ同時に返事をしていたのね。それ以来、何かある度に意識し合って、笑っていたわ。でもアタシがバイトを辞めてからは全然会ってなかったの。昨日バッタリ会うまではね。
何だかうれしいわ。これからも何かとおしゃべりで黄そうで。

今日はこんなラッキーな偶然にララバイをささげようかしら。
じゃあ、今夜はこれでおやすみなさい。
Date: 2020/12/16(水) No.2004


conkoの「アタシのララバイ その15」
アタシだけど。今日は朝から雨が降ってたわ。それも冷たい雨が。
会社に行く途中のホームで電車を待っている時は細かい雨だったけど、仕事帰りのホームではもう雪になっていたわね。
ホームの端っこに立っていると、雪が肩や顔にかかってしまう程沢山降ってたわ。
もう本当は冬だものね。だってもうすぐクリスマスよ。

何もいい事なさそうだわと、ぼうっと考えていたら、突然後ろから「鷹木さん?」という女性の声がしたの。振り向いたらアタシと同じくらいの年齢の子がこちらを見ていたの。
アタシもその子をじっと見たんだけど、「あれ、誰だっけ?」と記憶を巡らせていたわ。
アタシもマスク顔。あちらもマスク顔。ちょっと見ただけではわからない。
すると「ねえ、チイコでしょ?」とアタシのニックネームみたいなもので言い直したの。そこでわかったわ。アタシの事をそう呼ぶのは弟か、昔行ってたバイト先で一緒だった子くらいだから。
「えーっと?名前は…? まさかこんな所で会うなんて、びっくりしたわよ。」とやっと納得した声で返事ができたの。でも誰だったか、名前は思い出せなかったけど。

彼女とは10年くらい会ってないかなあ。
「元気してた?」
「うん!チイコも元気そうだね。今どこに行ってるの?」
「うん、駅から歩いて15分くらいの建設会社で受付しているわ。」

それから女子トークをしばらく続けた頃に電車が着いたので、一緒に乗りこんで、おしゃべりをさらに炸裂させたわね。
すると近くの座席からおじさんらしい人の咳払いが何度も聞こえたの。「うるさいぞ!」と言いたそうに。
そうそう。今はコロナでみんなが神経質になっていたんだわ。女子トークは中止!お互いに目で笑い合って小声でささやくようにして話を続けたの。
彼女はアタシより一つ前の駅で降りて行ったわ。
互いにメルアドをチェックし合って別れたの。これならまたいつか会えるわねって。
ああ、雪が降っているからメチャ寒いけど、あの子に会えてほっこりできたわね。
アタシは電車の窓にはあっと息を吹きかけて、指でくちゃくちゃ輪を描いてみたの。二回くらい繰り返していたら、また近くのおじさんが咳ばらいをしてきたの。
ああ、コロナね。はいはい、あちこち触るなって事ね。

今日はばったり会えたあの子にララバイを聞かせてみようっと。
じゃあ、今夜はこれでおやすみなさい。
ええっと、あの子何て名前だってっけ?
Date: 2020/12/15(火) No.2002

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このプログラムは上記のCGIを改造したものです。